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BNR34 R34GT-Rの価格高騰が止まらない!

ここ数年、日産のGT-Rの中古車が非常に高額になっています。
R32、R33、R34の3車種が、異常とも思えるほどの高騰を見せています。

その最大の理由は、北米市場にあります。
北米、アメリカでは通称25年規制というものがあり、製造から25年未満の右ハンドル車は輸入ができないんです。

「輸入車セイフティコンプライアンス法」という法律が、1980年代にアメリカで施行されました。
通称「25年規制」と呼ばれるもので、製造から25年間は、右ハンドル車の輸入や販売、登録ができません。

そのため、GT-Rをはじめとして左ハンドルの設定がない日本車は、25年間経過しなければ乗りたくても乗ることができないんです。

アメリカでは、人気の映画「ワイルドスピード」の影響もあり、日本のスポーツカーが非常に人気があります。
ホンダのシビックを始め、一部のスポーツカーは左ハンドルの設定があるため、アメリカでは人気です。

しかしGT-Rは右ハンドルの設定しかなく、25年経過するのをずっと待っている状態だったんです。

R32GT-Rがアメリカで解禁

R32型のGT-Rが1989年から製造されているので、2014年に25年の縛りがなくなり解禁されました。
そのため、日本国内にある程度の良い車両はどんどんアメリカへ輸出される事態となりました。

 

アメリカでの需要は半端なく、その後も次々に輸出され、次第に価格が上昇していくことに。
それでも当初は大幅な値上がりもなく、「なんか最近高くなったな」くらいのものでした。

それまで程度の悪い車両は数十万円だったのですが、次第に100万円近くになり、程度の良い車両は200万円以上が普通になっていきました。
走行距離が少なく、VスペックⅡなど比較的年式の新しい車両になると300万円台後半にまで値段が上がりました。

R33GT-Rもアメリカで解禁に

そして2020年、今度はR33型のGT-Rがアメリカで解禁されました。
しかしR33型は日本でもあまり人気がなかったこともあるのか、当初はそこまで急激な価格の上昇はありませんでした。

しかしその後、R32やR34の価格の高騰に引っ張られるように次第に価格は上昇し、やはり程度の良い車両は400万円を超えるようになり、中には600万円を超える車両も珍しくなくなってしまいました。

個人的にR33型は好きな車両で、改造している車両が比較的少なく、程度の良いノーマル車が多いイメージがあります。
おそらく今後はR33も価格が上昇し、程度の良い車両は1千万円を超えてくるのではないかと予想位sています。

R34が異常な値上がりに

そしてすでにこのころには、GT-R全体で価格の高騰が起きており、アメリカで解禁前のR-34に至っては大幅な価格の上昇が見られています。

この上の画像を見て頂きたいのですが、何と5500万円です・・・。
人気のVスペックⅡで、走行距離はわずか516㎞です。

見る限りノーマル車両で、ここまで程度の良い車両になると、ここまでの価格になってしまっています。
フェラーリやランボルギーニの新車が買えてしまいますね・・・。

R34型は初年度登録が1999年なので、アメリカで解禁されるのは2024年です。
にも拘わらずすでに価格の高騰が起きているんです。

それはなぜなのか?

その理由は、解禁前に状態の良い車を確保しておこうという動きと、何より流通数の少なさが最大の原因です。
R34GT-Rは、総生産台数がたったの1万2千台しかなく、しかも車が車なだけに程度の良い車両が極端に少ないんです。

またカナダではすでに解禁されており(カナダでは縛りが15年と短い)、ヨーロッパなど他の国でもGT-Rは人気車種のため、日本国内の車両は奪い合い状態なんです。

さらに、価格が安定しているどころか上昇の一途をたどっている事もあり、投機対象になってしまっている側面もあるんです。
つまり、今後の更なる価格高騰を見込んでの購入です。

ほんの数年前は、R34の中古車の価格は100万円台~でした。
程度の良いニュルスペックなどの特装車でも400万円前後でした。

R32やR33にいたっては、状態の良くない車両は数十万円、事故車などは30万円台でも購入できました。

それが今では、R32が400万円台~。
R34は最低でも1千万円以上、つい最近では、未登録車がオークションで6千万円以上で落札されるなど、異常な高値になってしまいました。

GT-Rは以前乗っていたこともあり好きな車なんですが、正直、そこまで価値があるとは思えません。

名車であることは確かですが、フェラーリやランボルギーニのように、手作りだったり高級な部品が使われたりしているわけではありません。
言うなれば大衆車のスポーツ車です。

改造すれば1000馬力にもなるパフォーマンスは秘めていますが、内装はチープですし、外観も言ってしまえばセダンです。
こればかりは仕方のないことですが、海外で人気にならなければ、ここまで高騰することはなかったと思います。

私自身思い入れのある車ですし、できればもう一度所有してみたい車です。
ですが、この値段ではとても一般人には手が届きません・・・。

この熱が冷め、以前とまではいかないまでも、価格が大幅に下落することを心より祈っています。